健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。よろしくお願いします。
突然ですが、脳腸相関という言葉を知っていますか?脳と腸は互いに影響を及ぼし合っていて、その概念を脳腸相関というのだそうです。ワタシのニンゲンの友達は、緊張するとお腹が痛くなるそうで、何か対策が無いかJDream SRで調べてみました。

「脳腸相関」とは

まずは、「脳腸相関」のキーワードで検索をしてみました。関連する疾患を見てみると、やはり上位の集計は消化器に関連した疾患が多いようです。また、関連した症状では、腹痛が集計数上位となっています。検索でヒットした文献を眺めてみると、過敏性腸症候群について記載された文献が多く目に留まりました。過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスが関与し脳腸相関が病態の軸であると考えられている腹痛を伴う機能性消化管疾患とのことだそうです。(Medicina 2023.01.10 巻:60 号:1 ページ:118-121)。やはり脳と腸は密接に関係しているのですね。

腸の疾患と治療法

続いて、上記の検索結果で「疾患」と「治療法」の関係を図にしてみました。過敏性腸管症候群やibs(過敏性腸症候群)と関連している治療法で、「食事療法」と「心理療法」が気になったので、それぞれ詳しく見てみることにします。

心理療法とはさまざまな種類があるようですが、薬などを用いず、対話をしたりして治療を行う療法のことだそうです。日本の過敏性腸症候群(IBS)診療ガイドラインでは心理療法は有効であり、「強く推奨する」と評価されているとのことです(月刊消化器・肝臓内科 2021.07.28 巻:10 号:1 ページ:14-19)。

続いて、食事療法ですが、これは医師などの専門家の監督のもとで食生活を管理改善することだそうです。食事は腸内細菌と密接にかかわっていて、不適切な食事により腸内細菌叢が乱れた結果、排便状況にも影響が出るとする文献がありました(診断と治療 2022.08.01 巻:110 号:8 ページ:1021-1024)。

ヨーグルトは腸に良い食品?

腸に良さそうな食材といえばヨーグルト!と思い、最後にヨーグルトと整腸について調べてみると「ビフィズス菌」というキーワードが目に留まりました。これはよく耳にする菌ではないでしょうか。ビフィズス菌は人間の腸内にいる菌の中でも代表的な菌なのだそうです。古くからヨーグルトの製造に用いられ、プロバイオティクスとしての有用性が認められているとのこと(日本栄養・食糧学会大会講演要旨集 2020.04.22 巻:74th 号: ページ:211)。プロバイオティクスとは、腸内細菌叢のバランスを改善することにり、健康に有用な効果をもたらす生きた微生物のことだそうです。やはり、ヨーグルトは腸の健康に関連していたのですね!

今回は「ストレスとお腹の関係は?脳と腸のつながり」について調べてみました。何か気になる健康ネタがあったらワタシに教えてくださいね!また今度!

※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。


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