健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。こんにちは!名前はまだないです。
暑くなって虫たちの勢いが増しているらしいですね。虫が好物の鳥も多いみたいですね。ワタシ?ワタシはハイギョはじめ淡水魚を食べるのが好きですよ。
虫が増えると気になるのは虫刺され。痒いだけではなく、いろいろと怖い虫さされについて今回は調べてみました。
虫刺されといえば・・・
思いつくままに「虫刺され」で検索してみました。ちなみに身近な表現は「虫刺され」ですが、虫刺症(ちゅうししょう)刺咬症(しこうしょう)、蜂の場合は蜂刺症(はちししょう)、節足動物刺傷など、さまざまな言い方があるようです。
「虫刺され」での検索で、論文が2000件以上見つかりました。症状の上位を見てみると「紅斑」「発疹」「疼痛」「搔痒」など。痒いだけではなく痛みもあるのはつらいですね。さらに熱が出たりアナフィラキシーショックを起こしたり、論文になるくらいなので病院に行くほどひどい、つらい症状が出ていることが想像できます。
アナフィラキシーはアレルギー反応によって、皮膚をはじめ全身に症状が強くあらわれるもので、さらに血圧が低下して意識の低下などが起こる場合を「アナフィラキシーショック」と呼ぶそうです。症状としてアナフィラキシーショックが出てきている論文の疾患を確認してみると、「ハチ刺傷」「ハチ」が出てきています。確かにハチは2回刺されるとアナフィラキシーが心配というような話を聞いたことがあります。実際に論文になっているとさらにリアリティや信ぴょう性が増しますね。
そのほか、ハチに関するものをいくつか見ていくと、アナフィラキシーショックだけでなく「横紋筋融解症」に関するもの、「横紋筋融解症」から「多臓器不全」になったものなどが見つかりました(蜂毒による多臓器不全症例を経験して 東北救急医学会総会・学術集会・日本救急医学会東北地方会プログラム・抄録集 2020 巻:34th-30th (CD-ROM) 号: ページ:56)。なんだか字面からして怖いです。横紋筋融解症は骨格筋の融解、壊死により、筋体成分が血中へ流出し た病態だそうで、流出した大量のミオグロビンにより尿細管に負荷 がかかる結果、急性腎不全を併発することもあるそうです。ハチによる横紋筋融解症は稀のようですが、刺されないに越したことないですね。
他に注意すべき虫は?
「虫刺され」で検索した結果には、「スズメバチ」に関するものがよく出てきましたが、次によく見かけたのは「マダニ」と「ダニ」、「アシナガバチ」「トコジラミ」「ムカデ」でした。
「マダニ」もハチ同様にアナフィラキシーショックに関する論文が多く出ていましたが、ダニ媒介感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)(愛媛県A保健所管内に多発する日本紅斑熱と重症熱性血小板減少症候群の感染原因とその対策の研究 日本公衆衛生雑誌 2022 巻:69 号:7 ページ:517-526)も問題になっているようです。発熱や食欲不振だけでなく、重症化すると死に至ることもあるそうです。野山に入るときは、長そで長ズボンに忌避剤など十分注意をしておきたいですね。
「トコジラミ」は南京虫として、バックパッカーに恐れられている虫、旅先で出会う虫と思っていましたが、2023年の夏は日本でも増加しているそうです。素人による駆除はなかなか難しいらしく、持ち込まないことともし持ち込んでしまったらプロを頼ることが重要なんだそうです。旅先ではベッドにトランクを置かないなどの対策が必要だそうです。
どうしたらいい?
虫にはそれぞれ居場所があります。虫の居場所に向かうときには、長そで長ズボンでズボンは靴下に入れる、首にはタオルで肌を露出させないなどの服装や虫よけの持参、帰宅後のチェックなどを忘れずに!
あ、ワタシはアフリカ東部から中部の熱帯にある淡水の沼が居場所ですよ。
※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。
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