健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。こんにちは!名前は・・・いまだにないです。

黒・茶色・赤・金そして白。ニンゲンの髪の毛にさまざまな色があるみたいですね。ワタシの友達のニンゲンは最近白髪が増えたそうです。どうにかして白髪を減らせないか調べてあげようと思います。

あ、ワタシの毛は灰色というか青みがかった素敵な色ですよ。(絵じゃわからなくてごめんなさいね)本物のハシビロコウをじっくり見てみてくださいね!

白髪の原因

シンプルに「しらが」をJDream SRで検索してみました。国内医薬文献には717件の「しらが」に関する論文が見つかりましたよ。

「しらが」とだけ入力して探したので、症状としての白髪に関するもの、白髪染めで皮膚炎になる例、頭髪ケアなどさまざまな観点からの論文が見つかりました。

疾患について集計した結果を見てみると、遺伝性の早老症であるWerner(ウェルナー)症候群に関する論文が多く、3位の早老症もその多くがWerner症候群についての論文でした。

友達のニンゲンはWerner症候群ではなく、ただの加齢なので今回は「しらが」の中から「Werner症候群」に関するものは除いた結果についてさらに見ていきたいと思います。しらがは様々な要素と複雑に絡み合っているようですが、メカニズムや白髪防止について述べられている論文がありそうです!

色素細胞の枯渇

老化やストレスなどの原因によって色素細胞が枯渇するとメラニンが生成できずに白髪になってしまうそうです(ヒトの白髪は治せるか?―薬剤による白髪回復事例― 皮膚と美容 2022.12.31 巻:54 号:4 ページ:149-159)。色素細胞、顔で活発に働いてシミを作るくらいなら頭皮で頑張ってほしいですね。

減ってしまった色素細胞を復活させたり、あるいはよそで頑張っている色素細胞に移動してもらったりということはできるのでしょうか?

副作用で黒髪に?

疾患の治療に使われた医薬品の副作用で白髪が黒髪になる例があるそうです(デュピルマブ使用中に白髪が黒髪に変化したアトピー性皮膚炎の1例 日本皮膚科学会雑誌 2020.08.20 Vol.130 No.9 Page.2089、抑肝散服用患者にみられた白髪の黒髪化現象  2014.04.15 Vol.56 No.4 Page.330-331)。白髪の原因が疾患で、それが治療されたことで黒髪に戻ったのかもしれませんし、だれが服用しても黒髪になるわけでもないかもしれません。そもそも黒髪にする目的で他の疾患の治療薬を服用するわけにはいきませんが、白髪が黒髪に戻る可能性があるということは喜ばしい情報ですね。

そのほか、色素細胞のもととなる色素幹細胞を活性化する、色素幹細胞を活性化するために、隣接する毛包幹細胞を活性化する、などのアプローチで白髪の予防や治療について研究がすすめられているそうです。

可能性のある成分についても研究があるようですので(色素細胞におけるMitochondrial Ubiquitin Ligase(MITOL)の機能評価および各種素材による白髪改善作用 日本香粧品学会誌 2022.09.30 巻:46 号:3 ページ:278)、近い将来友達のニンゲンがサプリメントなどで黒髪に戻せるようになるかもしれないですね!それまでは染毛を頑張ってもらいましょう。

ワタシ?ハシビロコウは加齢で瞳が金色から青色に変化しますよ。

老化について調べているこちらの記事も参考にしてくださいね!

※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。