健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。こんにちは!
どうやらニンゲンは様々な食べ物を食べるようですが、飲み物もいろんな種類があると聞きました。ギュウニュウ?という栄養満点な白い飲み物について、小さい頃は大好きだったけれど、近頃飲むとおなかがゴロゴロする……とトモダチが嘆いていましたね。ワタシはお水を飲みますが、どうやら他のイキモノと比べると飲むのが下手と言われているようです。そんなつもりはないのですが。
おなかがゴロゴロする原因は?
トモダチによると、おなかがゴロゴロしても、ギュウニュウを飲みたいそうです。ニンゲンに必須なカルシウムという栄養素を手軽に摂取するなら、ギュウニュウが一番だと。では、ゴロゴロするのは一体何が関係しているのでしょうか?
まずは、牛乳についてJDream SRを使って調べてみました。クイックサーチで「牛乳 腹部」というキーワードで検索を行ってみました。
文献の一覧を眺めていると、「乳糖不耐症」「乳糖吸収不全」などのキーワードを目にしました。確かに乳糖、どこかで聞いたことのある言葉です。
乳糖不耐症。どのようなものなのでしょうか。乳糖不耐症と何らかの症状が一緒に記載しているという条件で検索を行ってみたところ、ラクターゼというものと関係がありそうです。(腸をもっと知る 乳糖不耐症 下条直樹 千葉大 大学院医学研究院 発生・再建医学研究部門 免疫アレルギー学 小児病態学 小児外科2015.04.25 巻:47 号:4 ページ:350-352)
読んでみると専門用語が並んでいますが、ラクターゼとは要するに、乳糖を分解する酵素のようです。全ての哺乳類では成長に伴い活性が低下する、日本人含めアジア人の大部分は活性非持続が生じる……あまり嬉しくない宣告をされたような気分です。
それでも牛乳、飲みたい!
なんだか不穏な空気ですが、それでも、人間が生きていくうえで必須なカルシウムなどの栄養が満点の牛乳、できれば飲みたいところです。何か対策はないかと調べてみたところ、乳糖不耐症の改善方法について述べている文献がヒットしてきました。(最終回 乳糖不耐について(その3)乳糖不耐の特徴,診断方法および食品中の乳糖の低減・除去方法 斎藤忠夫 畜産技術2021.11.01巻:号:798 ページ:29-34)
「乳糖不耐の改善方法」という記載があります。なるほど、摂取方法に工夫をすれば、徐々に改善することができるようです。ただ、自己流で行うことはあまり推奨しませんので、もし完全に克服したいという方は、一度お医者さんに聞いてみるのも良いかもしれません。
最近では、A2牛乳というものも注目されているようです。牛乳が健康に良いのはもちろんですが、ゴロゴロする原因のたんぱく質が通常の牛乳とは違うため、ゴロゴロしないようです。栄養価の高さから、牛乳は運動選手が摂取するのにも良いようですが、苦手な選手も多かったのが解消されるようです。良いことですね。
今回は「牛乳」について調べてみました。何か気になる健康ネタがあったらワタシに教えてくださいね!また今度!
※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。
調査に活用した「JDream SRについて」
「JDream SR」は、グローバルな医学薬学文献情報および海外治験情報の信頼性の高いビッグデータから、自然言語処理AIにより薬剤、疾患、遺伝子変異、アウトカム指標等の関係を調査・解析できるサービスです。