こんにちは!健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。
ニンゲンの子どもは冬でも走り回っていますが、寒くないのでしょうか?「子供は風の子」という古いことわざもあるようです。子供は活発で、寒風が吹いていても戸外を駆け回って遊ぶものという意味のようです。子どもが走り回っている姿をみると、健康の秘訣があるのかもしれません。

今回は「子どもと外遊び」についてどんな効果がるのか調べてみました。

まずは、「こども AND 外遊び」で検索を行ったところ、約579件の論文が見つかりました。アウトカム指標と患者情報のネットワーク分析図を見てみるとネットワーク分析では「睡眠時間」「起床時刻」「就寝時刻」といった「睡眠」に関わるキーワードが確認できました。

外遊びと睡眠の密接な関係

検索結果から、外遊びと睡眠には密接な関係があるのかもしれません。幼児の生活習慣と生活リズムの乱れに関する論文がありました。積極的な外遊びを保育に取入れた結果,22時以降に就寝する児童の減少につながったことが推察できるようです。
起床時刻が早くなると朝食時刻や排便時刻が早くなる関連性があり、積極的な外遊びを取入れることで平均就寝時刻が早まったために生活リズムが改善されたことが確認されたようです。1
「子ども 外遊び 効果 OR 子供 外遊び 効果」でさらに検索してみると、外遊びをしない子供に関する論文が確認できました。

東京都中野区では、外遊びをしない子供の存在を把握し、子供の身体の動きの問題を探るために身体能力測定を実施しました。個人差が大きいという現状が判明したそうです。幼児期における身体能力の個人差が大きい要因は、身体を動かして遊ぶ経験に差があることと捉え、紙ボール遊びやマット運動他を行ったところ「みんなで一緒にすると楽しい」「できないけどやってみよう」といった子供の意識の変化や心の育ちがみられたそうです。2

外遊びは、生活リズムを改善するだけでなく、「みんなで一緒にすると楽しい」「できないけどやってみよう」といった子供の意識の変化や心の育ちにも効果があるようですね。

日頃忙しい生活を送るニンゲンの大人も子どものように、戸外で体を動かすと生活リズムを改善して規則正しい生活がおくれるかもしれません。ぜひ、みなさんも週末の運動から始めてみませんか?

※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。

参考文献:

  1. 1.保育活動に戸外あそびを導入した幼児の生活リズムの変化―沖縄県石垣島の保育園での12年間の取り組み―
    照屋真紀 山梨みほ 前橋明 早稲田大 大学院 浦和大 早稲田大 人間科学学術院
    レジャー・レクリエーション研究 2020.11.10 巻: 号:92 ページ:80-83 整理番号:21A0427519 ↩︎
  2. 2.幼児になぜ運動が必要か 幼児の運動遊びプログラム実践~中野区の取り組み~
    横尾澄子 東京都中野区幼児研究セ
    子どもと発育発達 2014.01.01 巻:11 号:4 ページ:226-230 整理番号:14A0275940 ↩︎

調査に活用した「JDream SRについて」

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