健康にまつわるみんなの疑問をAIで調べることが好きなハシビロコウです。よろしくお願いします。皆さん、スマートフォンって一日にどの位使っていますか?ワタシのニンゲンの友達は、一日に5時間以上使っている日があり驚愕したそうです。そんなに見ているつもりはなかったのにと。現代のニンゲンはデジタル機器を使う時間が長いですよね。画面をずっと見ることで目が疲れたりしていませんか。今回はデジタル機器活用について調べてみました。
まずは「スマートフォン」のキーワードで検索したところ、7,000件近い文献がヒットしました。疾患の上位を見てみると「睡眠」、症状の上位を見ると、「不安」や「疲れ」といったキーワードが入っていました。
デジタル機器と子供の学習効果
寝る前にスマートフォンのようなデジタル機器を見ることは、確かにあまりよくないと聞きます。そのような内容が記載された文献がないか、調べてみました。「睡眠、スマートフォン、影響」のキーワードをAND検索したところ、ヒットした論文は422件で、いくつか見てみたところ、子どもとデジタルメディアの関連に言及した論文がありました。スマホの使用時間が長い子どもは勉強や睡眠時間にかかわらず成績が低いこと、スマホを使用しながら勉強をすると学習効率が低下することなどが大規模調査で明らかとなったそうです。1 なんと、頑張って学習時間を取っても、スマホの長時間利用によっては効果が落ちてしまっている可能性があるのですね。
デジタルメディア利用の低年齢化
また、乳幼児期の子どものデジタルメディア使用時間についての論文もありました。0歳から3歳までの各年齢におけるデジタルメディアの使用時間がその後どのような影響を与えたか、といった内容です。2 ワタシは、今の時代、0歳から3歳位でもスマートフォンなど何らかデジタルメディアに触れることがあるという点に驚いてしまいましたヨ(ハシビロコウは長生きです)。該当研究の特徴的な結果の1つは、4歳時点の睡眠指標に対して、0、1歳時点のテレビ・DVDではなく、スマートフォン使用時間の影響が見られた点だそうです。デジタルメディア使用者は低年齢化もしているということで、きちんと管理しつつ上手く利用する必要があり、大人は自己管理が必要ですね。
デジタル機器を上手に活用するには
子供のデジタル機器の利用については、今は小学生でスマホデビュー、小学校高学年では80%が所有しているそうです。3 子供の利用については、大人(保護者)がしっかりルールを作って視聴時間を制限したり、見守る必要がある、パスワード等で管理することも推奨、としている論文もありました。
大人であっても、なんとなくスマホを眺めていたらかなりの時間が過ぎていた…といった方は多いのではないでしょうか。スマートフォンの長時間利用で目が疲れたり、肩が凝る…。そんな時は「デジタルデトックス」を試してみるのも良いかもしれません。デジタルデトックスとは、日常でのスマートフォンなどの利用を制限したり、自然の多い場所へ出かけたり体を動かしたり、といった取り組みとのことだそうです。まずは普段どの位自分がデジタル機器を使っているのか、意識してみるところから始めてはいかがでしょうか。
それでは、また!
※本ブログでは論文調査で出てきた内容をご紹介するもので、医学的なアドバイスを提供・示唆するものではありません。個々の医療に関することは医師にご相談ください。
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